note
ぼうだいな、
とほうもなく、
ごきげんよう。
みよコです。
私にはもう十年以上つけているノートがあって、 なんのノートかと言うともう知ってのとおり、 私は大の映画好きで、 まだ未来は途方もなくひらけていると思っていた学生の、 ほんの小さなときに、タランティーノに触発されてはじめた映画ノートなるものがある。
これがまたくせもので、 データベースも普及してきた昨今、 簡単に膨大な、 それはもう膨大な量の情報をいとも簡単に管理しソートすることができて、 たまに途方もなくそれに憧れる時があるんだけども、
でもいかにも高校生のような幼い青臭い文字で書かれたタイトル、感想、独断と偏見にまみれた点数などなどはなぜか無味乾燥な0と1のデータにはできずに、 未だなんの分類もなんの合理的利用も見つからぬまま、
手垢のついたノートとして大変原始的に管理されているのである。
である。
この無駄に持っている情報を、いかにして合理的に管理できるかという奇妙な熱情はいったいどこからくるのか、そして去っていくのか。
未だに謎。謎なのです。
そしてまた始末の悪いことにそうやって残しているものだから、 この映画は誰とどこでどんなふうに観たとか、 この映画を観た後この人とこういうことをしたとか、 そういったあれこれが、ふとその映画がみよコの目の前に現れた時(金曜ロードショーで、TSUTAYAの手書きポップで、または世間の様々なところで) やめてくれ!!!という気持ちになる。
だから、前付き合ってた人にめちゃくちゃ勧めたけど最終的にタランティーノなんて一本も観ない人で、しかし別れた今、私タランティーノ好きだからかえってよかったとか、なんやらかんやら。
だから、真っ暗闇の中でその人と観た「アリエッティ」と「コクリコ坂」は鬼門であって、完全に逆恨みだけれども、「風立ちぬ」観に行ってしばらくジブリはええわいな、と思った。
と言うようなことをふまえて、次はむしろ私の趣味なんか一ミリも共感してくれなくて、引くぐらい我が道を突き進む人と付き合うのもよいのかもしれない。と一瞬だけ思ったけど、多分無理であろ!(笑)
いのうえ君はリア充を形にしたような人で、なんだかびっくりするんだけど、やっぱり映画の趣味は特に合いませんね!(笑)
「遅番5勤の日に家に帰ったら冷蔵庫の中に何もない絶望!」とかいって、 だから彼氏欲しいと言ったら、 あんぽんたんな同期が鬼の首をとったように「その!自分が便利だからって相手に望むところが!」とかなんとか言っていたけども、 ばかめ。 そういうことではないんである。
遅番連勤で冷蔵庫空っぽの日に晩御飯準備しておいてほしい、とかそんな即物的なことではなくて、途方もない一人で生きていく感が嫌なの!まったく! まあ、晩御飯を準備してくれていたら200点満点だけどもね、そりゃあね。