345 days

おふぃすれでぃーとして勤労に励んでいましたが、2018年8月に娘を出産。2019年9月、フルタイム復帰しばたばたと過ごしています。

「リバティーン」を観たじょ!

映画ノートを見直したので、久しぶりに映画のお話でも。

 

ごきげんよう。 みよコです。

去年ようやくDVDで観た「リバティーン」について。

リバティーン [DVD] リバティーン [DVD]
(2009/01/28)
ジョニー・デップサマンサ・モートン

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1660年代、王政復古のイギリスで、ロチェスター伯爵ことジョン・ウィルモットは、作家の才能がありつつも、そのセクシャルでスキャンダラスな内容が問題視されていた。女性関係も派手な彼だったが、エリザベスという女優に出会い、彼女の才能を開花させるべく丁寧な指導を施す一面もあった。しかし、ジョンは国王に依頼された、フランス大使を招く歓迎式典の舞台演出で、卑猥かつ刺激的な内容で、国王の顔に泥を塗ってしまう…。 ジョニーが脚本の冒頭3行を読んで、出演を即決したほど惚れ込んだだけあって、彼は怒りに満ち、淫らで、嫌悪感を抱かせるに十分なこの男を魅力的に見せることに成功している。ジョニーが演じることで、ロチェスター卿は人をひきつけてやまないカリスマ性ある男として蘇ったのだ。自身の崩壊に向かって生きていく、主人公の壮絶な生きざまは物語の進行とともに迫力を増し、ジョニーは肉体を醜く変貌させながらも、その魂を生き抜いた。その姿は壮絶でさえある。共演はジョン・マルコビッチサマンサ・モートン。監督は本作がデビュー作となるローレンス・ダンモア。(斎藤 香)

まず一人で観る映画だなーという感じ(笑) 私が観たい!って言ったんで、一緒に観てくれた人がいたんだけど、なんというか陰鬱で観終わった後にどよんと暗くなる映画ではあります。

ダンサー・イン・ザ・ダーク」みたいに。

 

国王役として共演、制作をやっているのが舞台版の「リバティーン」でロチェスター伯を演じたジョン・マルコヴィッチ

彼は本当に引力のある俳優で、あとフルネームを呼びたくなる人だな、とこれは勝手に自分で思っています。花沢類、とかみたいな感じで。ジョン・マルコヴィッチ。久しぶりに「~の穴」観たくなりました。

あらすじを読んでも分かると思うけど、R15だし、完全にエロ・グロ、耽美な世界の物語。 これを観て感じたのはある種、快楽に耽ることも苦行なんだな、と。

ロチェスターは才能に溢れ、カリスマ性があるけども、破滅するまで堕落することが「できる」のは彼の欲望がそれだけ大きかったこと、それこそが才能の源であったこと、そういった「業」を感じました。

ジョニー・デップの演技を堪能するならまさにこれだな、という一作です。 終盤、性病?(と薬物、アルコール中毒)で体がぼろぼろになっていくロチェスター伯を演じるデップの壮絶さは一見の価値あり。

リバティーン

 

エネルギーがあるときに見た方がよさそうです。(笑)