345 days

おふぃすれでぃーとして勤労に励んでいましたが、2018年8月に娘を出産。2019年9月、フルタイム復帰しばたばたと過ごしています。

Dancer in the Dark

もうびっくりするぐらい目がかゆいんですけど、もうあいつらがやってくる季節だとはほんとに月日の流れは速いものですね。 ごきげんよう。 みよコです。 というわけで、花粉症で例年鼻水の蛇口開けっ放し状態なみよコでございますが、今年も相変わらずです。 ぎゃーん。 今日は以前観たと言ってた「ダンサー・イン・ザ・ダーク」について。

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(2006/12/22)
ビョークカトリーヌ・ドヌーブ

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ビョーク扮するセルマは、チェコからの移民。プレス工場で働き、唯一の楽しみはミュージカルという空想の世界を創りあげること。遺伝性疾患のため衰えていく視力と闘いながら、同じ病に侵された息子の手術費用を稼ぐため身を粉にして働く毎日。そのセルマにあまりに残酷な運命が待ち受けていた…。 (中略) 洗練されすぎたカメラワークを嫌う監督が、100台のカメラを駆使して撮りあげたトリアーワールドは絶対に見逃せない。本作は2000年カンヌ映画祭パルムドールに輝いた。(野澤敦子)

まず、監督について。 以前このブログでも触れたように、後味の悪い映画を撮らせたら右に出るものはいないんじゃないか、と勝手にみよコの中で定評のあるラース・フォン・トリアー監督作。

ドッグヴィル」をはじめとするアメリカ3部作しかり。

ダンサー・イン・ザ・ダーク」しかり。

 

とはいえ、歌姫ビョークの演技は素晴らしい。 決して美人じゃないけど、とても愛嬌のある表情をする人だなーと思った。

で。 実はみよコ、この映画がミュージカル映画だというのは実際に観てから初めて知ったんですが、ミュージカル部分とストーリー部分のギャップも、この映画の見どころかもしんない。

今まで、「シカゴ」やら名作の「サウンド・オブ・ミュージック」もいまいちみよコはピンとこなかったんですが、(とはいえ「シカゴ」の人々のビジュアルは大好きやけど。ロキシーとか。笑) それはミュージカルから即ストーリーに戻ってしまう落差が自分にはなれなかったのかもしれないなー、と思った。

その点、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」はミュージカル部分をセルマの妄想・想像の産物だと完全に割り切ってる部分があるので、自分にはよかったのかもしれない。 何回も言ってしまうけど、やはりとても後味の悪い映画なので賛否両論分かれるとは思うけど、みよコ個人の感想としては、そんなに言うほどひどく鬱になるような作品ではない気がする。もちろん明るくはないけど。 ミュージカル部分のビョークの歌声については素晴らしいの一言に尽きます!

ネタバレになりますが、ラストシーンの趣味の悪さといったらない。 作中で出てくる「最後から2番目の歌」までがいいっていうのとだぶらせてるのかもしれないけど、それにしてもひどい。 あと、カメラが手持ちで相当ぶれるので、最初なれるまでは違和感を感じるかもしれません。 個人的には、ラース・フォン・トリアーの唱える「ドグマ95」にはあまり意味を感じられない気もする。 しかし、ビョークの歌声はすごいなあ(またか)